プリザーブドフラワー&ドライフラワーとは?長持ちする花 違いを解説

フラワーギフトを探しにお花屋さんに行くと、生花(切り花)だけでなく、プリザーブドフラワーやドライフラワー、アーティフィシャルフラワーなどとフラワーギフトアイテムは豊富な種類があることに気がつきます。特にプリザーブドフラワーとドライフラワーは一見似たような見た目なのでその違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。今回はプリザーブドフラワー、ドライフラワー、アーティフィシャルフラワーがそれぞれどのくらい長持ちするのかも含め、生花との違いについてわかりやすく解説します。

お花屋さんで売られている商品の種類

花屋でブーケがたくさん並んでいる光景

お花屋さんの商品をカテゴリーに大きく分けてみると、以下の5つになります。

  • 生花(切り花)
  • 鉢物、苗
  • ドライフラワー
  • プリザーブドフラワー
  • アーティフィシャルフラワー

生花、鉢物や苗まではよくご存知の方も、プリザーブドフラワーやドライフラワー、アーティフィシャルフラワーなどカタカナばかりでよくわからいですよね。では、生花(切り花)とは何が異なるのか、どれくらい長持ちするのかも合わせてそれぞれの違いについてみていきましょう。

生花(切り花)とは

海外花屋の店内

生花(切り花)とは、販売用に生産者側で産地で根からカットして収穫・供給されているお花のことです。鮮度がとても重要なため、供給は頻繁に行われていて、生花卸売市場では通常週に3回(市場により曜日が決まっています)セリを含めて生産者から販売者へとお花が届けられます。

生花市場から仕入れてきた切り花を、お花屋さんでは水揚げという作業(お花の鮮度が長持ちするようにしっかりと茎に水を吸わせてあげる)をしたあと、冷蔵ショーケースの中や涼しい店内にディスプレイします。切り花は蕾の状態から開花した直後くらいが販売に適したタイミングなので、お花屋さんでその日の新鮮なお花を買うためには店員さんに直接尋ねてみるといいでしょう。

鉢物、苗とは

 

お花屋さんの店先や店頭には鉢物のお花と苗がずらりと並べられ魅力的なディスプレイに惹きつけられます。お店の外に置かれている植物は大抵、屋外で育てる用の鉢物(土に入った根付きの植物)と苗、木などです。鉢物の植物や苗はそのまま外でしばらく育てたら成長の頃合いをみて地植えや大きめの鉢に植え替える必要があるため、ガーデニングが好きな人への贈り物ギフトに向いています。

また、お花屋さんの店内に置かれている鉢物の植物は、多肉植物やサボテンなども含めて観葉植物として室内で楽しむ用のお花としてディスプレイされています。鉢のサイズに合うおしゃれなポットを同時に選んで購入し、室内でお花を楽しんでもらうためのフラワーギフトとして贈り物にすると喜ばれます。

ドライフラワーとは

ドライフラワーとは、生花(切り花)を乾燥させた状態のお花で、薬品などは使用していないのが一般的です。逆さにつるして1〜2週間程度乾燥させたものから、機械乾燥*、シリカゲル(お菓子などのパッケージに入っている乾燥剤)を使って時間短縮で乾燥させたドライフラワーなどがあります。水分を抜くことで、手触りはカサカサ、パリパリとした仕上がりになり、触れると壊れやすいのが特徴ですが、お花の種類によってはドライフラワーにする方が水につけているよりも向いているものもあり、自然なお花を長く楽しむことができるので人気です。生花を乾燥させることによりお花の変色は避けられず、色はやや薄くなります。

*機械乾燥:通常は熱を伴う乾燥です。

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プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーのバッグブーケ

プリザーブドフラワーはドライフラワーに一見よく似ていますが、製法が異なります。プリザーブドフラワーとは、生花(切り花)の最も美しく咲いている状態で水分を抜き、代わりに特殊な保存液やカラーリング剤を吸わせた長期保管ができる特殊なお花です。

手触りはしっとりとしていてドライフラワーに比べると柔らかく、まるで生花のような見た目です。カラーリング材を使用しているため発色はよく、ドライフラワーがとてもナチュラルな印象なのに対してプリザーブドフラワーは技巧的な雰囲気が少なからずあるため、モダンでアーティスティックなフラワーデザインに向いています。

水やりやお手入れは不要で、贈り物に人気です。ドライフラワーに比べて加工工程が複雑なことや薬品にコストがかかるためプリザーブドフラワーの値段は高くなります。

アーティフィシャルフラワーとは

アーティフィシャルフラワーとは、生花をリアルに表現して作られた造花のことを呼びます。素材はプラスチックやシルクと様々ですが近年では特に、よりリアルな見た目を再現したクォリティの高いアーティフィシャルフラワーが人気を呼んでいます。触ってみなければ本物と違いがわからないほどのクォリティのものも数多く存在しています。一昔前の日本の造花といった少し古びたイメージは過ぎ、近年ではヨーロッパでも人気のフラワーアイテムの一つです。

ドライフラワー&プリザーブドフラワー長持ちの期間

生花(切り花)の花持ちが一週間程度、アーティフィシャルフラワーが永久なのに対して、ドライフラワーとプリザーブドフラワーはともに長く保管できることが特徴のお花です。では、それぞれのお花の長持ちの期間はどのくらいなのでしょうか。

 

<ドライフラワー長持ちの期間>

ドライフラワーは、薬品などを使わずに自然乾燥させた状態のものが一般的なため、花の種類や保管する環境に大きく左右されます。ドライフラワーにするお花の種類には向き不向きがあるため、全てのお花がドライフラワーとして楽しめるわけではありません。

ドライフラワーは直射日光と湿気を避けて保管することで、数ヶ月程度お花を楽しむことができます。日が当たるとお花の色があせて徐々に薄くなります。花びらの色あせを心配せずに楽しむのなら、葉物や実物を多く用いたドライフラワーの花束がおすすめです。ドライフラワーは、作る段階では逆さにする必要がありますが、飾る時には逆さにする必要はありません。花瓶に飾るなどして楽しみましょう。

関連記事:ドライフラワーの作り方とおすすめ花材についての記事はこちら

 

<プリザーブドフラワー長持ちの期間>

プリザーブド(英:保存された)フラワーはその名前の通り長期保存が可能なお花なので、何年も色あせずに飾っておくことができます。プリザーブドフラワーはドライフラワーと同様で直射日光と湿度に弱いため夏の窓際などは避ける必要がありますが、生花のような見た目で何年も楽しむことができるので、記念日の贈り物にふさわしいフラワーアイテムとして人気です。保管状況がよければ5年〜10年経っても色あせずに綺麗なままでいてくれます。お手入れは特に必要ありませんが、ホコリなどがたまると古びた印象になってしまうので、ショーケースに飾るのがおすすめです。

関連記事:花束やフラワーアレンジメントをもらったら 長持ちのコツ

フラワーアイテムに使われているお花の種類

花束

花束といえば、生花(切り花)を使って作るのが一般的です。お花屋さんのその日の新鮮なお花を使ってフローリスト(お花屋さんでお花を束ねてくれる人)達がそれぞれのテイストで雰囲気の違った花束を作ります。どんな花束をどんな相手に贈りたいのか、色やシチュエーションに加えて予算などを細かく伝えるとフローリストがうまく見繕ってくれます。お店によってはドライフラワーのブーケも販売しています。

<花束を贈るのに適したシチュエーション>
誕生日プレゼント、発表会や舞台などで贈呈するお花、送別会、退院祝い、お供え用

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントは花束と同様で生花(切り花)を使って作ることが一般的ですが、プリザーブドフラワーのフラワーアレンジメントも贈り物に人気です。

<フラワーアレンジメントを贈るのに適したシチュエーション>
誕生日プレゼント、母の日、クリスマスギフト、結婚祝い、結婚記念日、お見舞い、お供え

スタンド花

スタンド花は生花(切り花)を使って作る大きなフラワーアレンジメントで、大きなイベント事やお祝いに贈られます。お店の開店祝いや、クラブやラウンジなどの周年祝い、お葬式の祭壇などにお花を贈りたい場合はスタンド花を贈ります。

リース

 

リースは生花(切り花)ドライフラワープリザーブドフラワーアーティフィシャルフラワーで作ることが可能です。クリスマスリースには生花のもみの木や、プリザーブドフラワーを使った赤いデザインのリースが人気です。また、ナチュラルなドライフラワーや実物などを用いたリースは普段の玄関先やお店のドアに飾るのに適しています。アーティフィシャルフラワーのリースは結婚式会場などで用いられることもしばしば。

ウェディングブーケ

アンティークな雰囲気の白と淡いコーラルピンクのウェディングブーケ

ウェディングブーケに使うお花は、生花(切り花)が最も人気ですが、ナチュラルなスタイルが流行りの近年では写真の前撮り用にとドライフラワーのブーケを注文する花嫁さんや、いつまでも長く保存してけるようにとプリザーブドフラワーのブーケを注文する花嫁さんも多くいます。また、髪飾りやリングピローなどのウェディング小物はプリザーブドフラワーが人気です。結婚式場によってはアーティフィシャルフラワーのウェディングブーケを貸し出しているところもあります。

関連記事:ウェディングブーケの種類と相場は?今年の流行トレンド

シチュエーションに合わせて選ぶ贈り物に向いているお花の種類

◯誕生日プレゼントに向いているフラワーギフト
生花(切り花)の花束・フラワーアレンジメント、鉢物、観葉植物、プリザーブドフラワーのアレンジメント

◯舞台やイベントに向いているフラワーギフト
生花(切り花)の花束・スタンド花、プリザーブドフラワーのアレンジメント

◯入学や就職祝いに向いているフラワーギフト
プリザーブドフラワーのアレンジメント

◯退院祝い、退職・送別会に向いているフラワーギフト
生花(切り花)の花束、プリザーブドフラワーのアレンジメント

◯お見舞いに向いているお花
生花(切り花)の花束・フラワーアレンジメント

◯お供え用に向いているお花
生花(切り花)の花束・フラワーアレンジメント

◯結婚祝いや婚約祝い・結婚記念日に向いているフラワーギフト
生花(切り花)のフラワーアレンジメント、プリザーブドフラワーのアレンジメント

◯母の日、クリスマスに向いているフラワーギフト
生花(切り花)のフラワーアレンジメント、鉢物、プリザーブドフラワーのアレンジメント、生花・プリザーブドフラワー・ドライフラワーのリース

◯新築祝いや開店祝いに向いているフラワーギフト
観葉植物、生花(切り花)のスタンド花、鉢物(胡蝶蘭など)

関連記事:お花屋さんでのお花の買い方についての記事はこちら

まとめ

フラワーギフトといってもその種類は様々です。贈り物の用途に合わせて、ふさわしいフラワーギフトを選びたいですよね!今回はプリザーブドフラワーとドライフラワー、アーティフィシャルフラワーの違い、長持ちする期間や生花との違いなどをまとめてみました。お花屋さんに行った時にどんなフラワーギフトを選べばいいのか迷った方の参考になれば幸いです。 

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