秋の花を使ったフラワーアレンジメント|上手な秋の花材の選び方

夏が終わり少しずつ涼しくなると、コスモスや紅葉などあちらこちらで秋の雰囲気のお花を目にします。8月下旬から9月頃になるとお花屋さんには秋らしいお花が並び始めます。秋は、春と並んで最もお花の種類の豊富な季節。深い色味やあたたかい雰囲気のお花と木の実、果物と紅葉の葉や枝物などが出回る時期です。豊富なお花の種類を見るだけでも次々とインスピレーションが湧いてきそうな秋のフラワーアレンジメント。今回は、上手な秋の花材の選び方のコツと秋らしいフラワーアレンジメントを作るポイントをご紹介します!

秋に出回る代表的な切り花の種類

皆さんが秋に思いつくお花の種類といえば、コスモス(秋桜)が最も代表的なお花の一つではないでしょうか。その他にも、秋の切り花には実物や枝物などといった秋らしい雰囲気を演出してくれる秋ならではのお花の種類があります。

渋い赤やアンティークピンクの花々

コスモス(秋桜)

8月から10月頃にかけて、市場には秋らしいピンクや白のコスモスが登場します。コスモスには赤や黄色の品種もあり、秋のフラワーアレンジメントにコスモスを数本使うだけで一気に秋らしい雰囲気を出すことができます。ちなみにほぼ年中出回っている品種のコスモスもあり、ダークブラウンの見た目だけでなく花びらはほのかにチョコレートのような香りがすることからチョコレートコスモスと呼ばれています。

リンドウ

日本原産のリンドウは、古くから親しまれお盆やお供えにも使われる代表的な秋のお花です。現在ではヨーロッパでも多く出回っている人気の切り花の一つで、色は青、パープル、白、ピンクがあります。花もちもよく秋のフラワーアレンジメントにふさわしい切り花です。

秋色紫陽花(アキイロアジサイ)

皆さんも紫陽花(アジサイ)の種類でアンティークなテイストの、赤やブラウンがかったグリーンやダークブルーの品種を見かけたことがあるでしょう。こちらは梅雨のシーズンの水々しい紫陽花とは少し違った質感の紫陽花で、花びらは水下がりがしにくく簡単にドライフラワーにすることができます。秋の結婚式の装花やフラワーアレンジメント、ドライフラワーともに大人気のお花です。

フランネルフラワー

優しいオフホワイトのお花にシルバー調のふわふわとした手触りの葉っぱが特徴のフランネルフラワーはオーストラリア原産のお花で、ウェディングブーケにも人気の秋のお花です。細く柔らかい毛織物のフランネルのような質感からその名前がついたと言われています。ナチュラルなテイストのフラワーアレンジメントには欠かせない秋の素材です。

シンフォリカルポス

細い枝に白の丸い実がたくさんついた珍しい見た目のシンフォリカルポスは、8月から11月頃に出回る秋の切り花です。シンフォリカルポスは北アメリカ原産ですが、ヨーロッパでも夏になるとあちらこちらに咲いているのを目にします。ピンクや赤系の実のなる種類もありどの品種もとても可愛い見た目なので、秋らしいフラワーアレンジメントのアクセントに使うと秋の雰囲気が増すだけでなく、より魅力的な仕上がりになります。

ケイトウ

フェルトのような質感のお花で最もよく知られているお花といえばケイトウ。夏から秋にかけてピークをむかえる切り花で、色は赤やピンク、黄色オレンジ、グリーンと豊富です。ワインレッドやオレンジのケイトウは特に秋らしさを演出してくれるので実物や紅葉の葉物、ダークな色味のお花とよく合い、豪華な秋のフラワーアレンジメントが楽しめます。

ワレモコウ

ワレモコウは夏から秋に出回る切り花で、小さく枝分かれした葉の少ない枝にダークブラウンの2センチほどの大きさのつくしのような花穂がたくさんついています。夏の終わり頃に登場するダークブラウンのひまわりと合わせて使うと秋のフラワーアレンジメントにぴったりのコンビネーションとなり、ひまわりも秋の雰囲気に早変わり。ケイトウやリンドウともよく合います。

パンパスグラス

パンパスグラスとはススキのような見た目のイネ科の植物で、8月から9月頃に短期間だけ出回る大変人気の切り花です。ブティックや美容院などガラス張りのディスプレイで大きな花瓶にパンパスグラスだけを投げ入れして豪華に飾っているのを北欧ではよく見かけます。入手できるのが短期間だけなのでお花屋さんで出始めると買いつける人も多く、ドライフラワーとして秋にかけて長く楽しめます。

秋の花を使ったフラワーアレンジメント

暑い夏は花もちがよくないため、お花を買うのを控えていた人も多いはず。お花が好きな人にとっては秋はワクワクするフラワーアレンジメントにぴったりの季節ですね!秋らしいお花を上手にコーディネートして秋のフラワーアレンジメントを楽しみましょう。

秋のフラワーアレンジメント

秋のフラワーアレンジメントに使うお花の選び方とコツ

年中出回っているお花でも、過ごしやすい秋になると大きく元気に育った花々が市場に出回ります。旬のお花は他の季節よりも一段と美しく開花し、花のもちもよくなります。バラやダリアなどの定番のお花に加えて、実物や紅葉の枝物などといった秋にしか出回らない種類の切り花を組み合わせるのが秋らしいフラワーアレンジメントを作るための基本のポイントです。

 

まずはフラワーアレンジメントの全体的な色合いを決める

秋はあたたかく深い色合いのお花が私たちのが視覚に秋らしい印象を与えてくれます。そのため、秋のフラワーアレンジメントに使いたいお花にはワインレッドやダークブラウン、深いオレンジを選ぶと秋らしいフラワーアレンジメントを作ることができます。

お花屋さんに行けば秋らしい色合いのお花がたくさん並んでいるので、これらの深く美しい色味のお花を一番に手にとりたくなるのはもちろんですが、その前に上手にお花を選ぶためにはコツがあります。

それは、まず全体的なフラワーアレンジメントの色合いを決めることです。

  • 赤・ピンク系
  • オレンジ・イエロー系
  • 白・グリーン系
  • パープル系

といった具合に、全体的な仕上がりのイメージを大まかに思い浮かべ、全体的な色合いを決めることがお花屋さんで目移りせずにお花を決めるための最も重要なポイントです。

グラデーションのフラワーデザインをイメージする

全体的なフラワーアレンジメントの色合いを決めたら、その次に同系色の近い色合いのお花を選びます。初めから極端に色々な色のお花を組み合わせるのではなく、まずはグラデーションを意識してみましょう。

◯具体例

赤系のフラワーアレンジメントをイメージしたら
<赤のバラ+赤のガーベラ+アンティークピンクのカーネーション>

ピンク系のフラワーアレンジメントをイメージしたら
<濃いピンクのバラ+淡いピンクのトルコキキョウ+ピンクのコスモス>

オレンジ系のフラワーアレンジメントをイメージしたら
<オレンジのケイトウ+黄色のひまわり+オレンジのコスモス>

ナチュラルグリーン系のフラワーアレンジメントをイメージしたら
<白のダリア+グリーンのトルコキキョウ+グリーンのケイトウ>

といった具合です。

フラワーアレンジメントのアクセントになる濃い色の花材を取り入れる

全体的な色合いのイメージとある程度近い色相同士のお花を選んだら、次にアクセントになる色の花材を取り入れましょう。ここで秋らしい深い色合いのお花が秋のフラワーアレンジメント全体を引き締める貴重なアクセントになります。

◯具体例

赤系・秋のフラワーアレンジメントのアクセントには
ダークブラウンのワレモコウやチョコレートコスモス、栗の枝(実付き)、ブルーベリーなどがよく合います。

淡いピンク系・秋のフラワーアレンジメントのアクセントには
濃いピンクのコスモスやラズベリーの実物、ワインレッドのダリアや深い赤のケイトウが秋らしさを演出してくれます。

濃いピンク系・秋のフラワーアレンジメントのアクセントには
ブルーベリーなどの実物、ワレモコウ、秋色紫陽花などが濃いピンクのフラワーアレンジメントに秋らしく引き立ちます。

オレンジ系・秋のフラワーアレンジメントには
ワレモコウはもちろん、ヒペリカムなどの赤い実物、紅葉の枝物やフルーツのぶどうなどもよく合います。

ナチュラルグリーン系・秋のフラワーアレンジメントには
ダークブラウンのチョコレートコスモスやアンティークグリーンの秋色紫陽花、ダークな色合いの実物や紅葉の葉物を入れると秋らしい雰囲気のフラワーアレンジメントに仕上がります。

秋のフラワーアレンジメントの作り方のポイント

オシャレなフラワーバスケット

秋のフラワーアレンジメントの花材が揃ったら、自由にいけてみましょう。

秋のフラワーアレンジメント作りの過程で最も重要な「花材選び」ができたら、秋らしいフラワーデザインはほぼ完成したと思っても過言ではありません。あとは安心してフラワーアレンジメントを楽しんでくださいね。

ここでおさえておきたいポイントをいくつかご紹介しておきます。

秋のフラワーアレンジメントに使う花器の素材選び

秋らしいフラワーデザインを作るためには、使用する花器の素材も大切です。お花の質感に合うような素材の器を選びましょう。夏は涼しげな透明ガラス花器やボウル花器などが選びやすいのに対して、秋は少しあたたかい雰囲気の出るような素材の器がおすすめです。ダークブラウンのバスケットや、色の深い陶器の器は秋の深い色合いのお花によく合います。

秋のフラワーアレンジメントの作り方の手順

 

フラワーアレンジメントをいける花器が準備できたら、お花を順番にアレンジしていきます。たくさん素敵なお花があって何からいけたらいいか迷ってしまうという方は、お花を入れるのに役立つフラワーアレンジメントの作り方の基本をまとめた以下の記事も参考にしてみてください。

参考記事:春のお花を使ったフラワーアレンジメント画像と解説

秋のフラワーアレンジメントのお花の配置

秋らしい深い色味のお花は重厚感のある雰囲気を演出するので、どっしりとした存在感のあるフラワーアレンジメントに仕上げたいとイメージする人も多いのではないでしょうか。春のフラワーアレンジメントが軽やかなふわふわした明るい雰囲気なのに対して秋は重厚感のあるシックであたたかい雰囲気が季節感を増します。大きく存在感のある深い色のお花(ダリアやバラ)などは基本的には低めに使い、色の濃い小さな実物などを高く配置することで全体的にバランスの取れた重厚感のあるフラワーデザインに仕上がります。

まとめ

以上、秋のお花を使ったフラワーアレンジメントの基本的な花選び方のコツと作り方のポイントについてまとめてみました。秋になりだんだんと過ごしやすくお花が長持ちするこの季節にはぜひ、お花屋さんで素敵なお花を上手に選び自宅で秋のフラワーアレンジメント作りを楽しんでみてくださいね!紅葉の葉物や木の実は、庭のものでも使えますよ。

皆さんの秋のフラワーアレンジメント作りの参考になれば幸いです。

 

関連記事:夏のお花の楽しみ方ドライフラワー作りとおすすめ花材

フラワーストークへのフラワーアレンジメントお問合せ・ご相談はこちらのフォームをお使いください。

必須お名前
必須メールアドレス
任意電話番号
必須お問合せ項目
必須お問い合わせ内容

スパムメール防止のため、こちらのボックスにチェックを入れてから送信してください。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました